人間は横になった時、腰と背中が他の部分より重いものです。
スプリングマットレスの場合、体の重い部分が支点となって全体重を支えるので、この部分における睡眠中の負担が非常に大きく、血行を阻害し、腰痛の原因を生みます。
自然に立ったときの無理のない背骨の湾曲を仰向けの姿勢でも保てるよう、体圧を分散するマットレスが理想的なのです。
実際にマニフレックス・マットレスの上に横になると、一度沈みこみ、そこから体の圧力を均一に分散させて押し上げ、背骨や腰部のカーブに自然と適合し、人それぞれに最適な睡眠姿勢を実現します。
スポンジに似た構造でありながら長期間使用しても型崩れせず、たっぷりと空気を吸収するため吸汗、放湿性が良く、衛生面でも最良の状態をキープ。
金属部品を一切使用していないため、寝返りを打っても静かです。
現在日本で見られる反発力を謳い文句にしたウレタンのスプリングレスマットレスの多くは、密度が6〜10kg/m3程度です。
この低反発に対してマニフレックス製品の特徴は高反発。芯材<エリオセル>の密度は現在主要な素材で31kg/m3です。
反発力が強ければ、それだけしっかりと身体全体をホールドし、包み上げてくれます。腰のくびれ部分を持ち上げてくれるので指圧効果があり、血流の促進になる訳です。
この力強さが、横たわった身体の形にいつも完全に対応し、不自然な姿勢を一切強いることなく支え続けるという最適な体圧分散を実現するのです。
ムレない空気を含み、呼吸する素材です。低反発の底づきのするぐにゃぐにゃ素材とは全く違います。
一般のポリウレタンフォームはクローズセル分子構造なので、強い圧力が度重なると、その組織は崩壊してしまいます。残念ながら、一度組織の崩れたポリウレタンフォームは、二度と膨らみません。また、クローズセル分子構造のポリウレタンフォームは空気や水を通しにくく、汗がたまり、ムレます。
更に、クローズセルは温度に弱いので、日本のような四季のはっきりした国では、冬はカチカチ、夏はグニャグニャといった硬度変化に悩まされる場合もあります。マニフレックスなら、このような問題は全て解消します。
マニフレックス・マットレスの芯材<エリオセル>は、独特のオープンセル分子構造で、空気を「呼吸」することができます。つまり汗を吸い、発散させることができるので夏は涼しく、呼吸するスポンジのように空気を含むことによって冬は暖かいと言えます。
勿論温度変化による硬度変化はありませんから、四季を通じて快適です。
芯材である<エリオセル>は、その生産過程で汚染物質のフロン( CFC〈クロロフルオロカーボン〉)等は一切使用せず、水と同様の天然素材しか用いておりません。
さらにカバーリングにもピュアコットンなどの無公害原料を採用しているため、使用後も完全に無公害でリサイクルが可能です。
廃棄物として社会問題化しているスプリングマットレスとは異なり、不燃物である金属スプリングがありませんから容易に廃棄処理も可能。焼却してもダイオキシンなど有害物質の排出がない、まさに人に優しく環境に優しいマットレスです。
magniflex × SDGs
さまざまな優れた製品特長を一つにつなげるキーワードとして、「つくる責任 つかう責任」を何より重要だと考えています。メーカーとして「つくる責任」を果たしながら、消費者の「つかう責任」の大切さについても広く伝える活動を行っています。
[つくる責任] 金属ばね・スプリングを使いません。プラスチックを使いません。製造工程でも廃棄の際も有毒ガスを出しません。
[つかう責任] 10年以上の長期保証の実現。買い替え頻度の減少。廃棄頻度の減少。
マニフレックスのマットレスは、使い終わった後のことまで考えて、つくられています。
ドイツの工業規格LGA-GERMANYの認定も受けています。認定に当たりドイツの公的研究機関では次のようなテストをいたしました。
提出された製品をできるだけ高い圧力で圧縮し、また伸張させて、製品の寿命の確かさを決定します。詳しく申し上げますと、マットレスをその厚みの50%に圧縮される力でプレスするという工程を8万回継続します。
つまり、14cm厚みのマットレスを7cm厚みまで圧縮し、これを8万回繰り返すというわけです。この過酷なテストの結果は次の通りです。
1) 厚みの損失度2.5%(LGA基準:5%以下) 2) 弾性の損失度9%(LGA基準:30%以下)
こうした優位性と実績を元に、マニフレックス社では全世界に対して『バイオシェイプまくら』には3年間、『メッシュ・ウイング』には10年間、『モデル246』には12年間、『コンメンダトーレ』には15年間の長期保証を公約しております。
世界特許の真空パッケージ技術が、かさばるマットレスを信じられないほどコンパクトなサイズに変身させました。イタリアの工場で生産直後に真空パックされますので、搬送時や保管時に汚れたり雑菌が付いたりせず衛生的です。又、スプリングレスマットレスですので、ロールアップができ、ご購入時はコンパクトサイズなので持ち運びが容易で、配送費も削減できますし持ち帰ることも可能です。
ご使用時には箱から取り出し、ビニールカバーを外してベッドの上に広げるだけ。マットレスが自動的に空気を吸って、15分後にはフルサイズに復元します。開封当日からすぐにご使用を開始できます。(完全な復元には数時間から数日かかる場合がございます)
これは、真空パッケージ加工の際の圧縮とロールアップにも耐えて完全復元が可能な高密度弾性素材<エリオセル>だからこそ可能な製法です。他のウレタンフォーム低反発マットレスは、このようなロールアップは出来ず、壊れてしまいます。
この真空パック・ロールアップのパッケージは、マニフレックスの芯材<エリオセル>の優位性の証明でもあります。
快適な眠り心地と健康サポート性が認められ、マニフレックスはメディカル・マットレスとしても広く愛用されています。イタリアではローマ、ミラノ、フィレンツェなど主要都市の代表的な病院での採用が相次いでいます。新たな入院患者用に真空パックを開封して使用、退院するとともに焼却廃棄。真空ロールパックなので衛生的で、院内感染の防止などに効果を発揮しています。
スプリングの入っていないポリウレタンフォームの<エリオセル>を芯材とするマニフレックスは、水平状態から最大70度程度まで曲げることが可能。上半身が起こせるタイプの介護用ベッドにもご使用いただけます。しかも理想の寝姿勢が得られることで、腰や背中の疲労回復、特に脊柱に関係する病気改善の補助にもなります。
お年寄りの床ずれはお気の毒で悲惨なものです。原因は背中の汗が湿気として残り、皮膚が柔らかくなります。そしてねじった時に破れ、バクテリアが巣喰います。痛く、そして辛いものです。
第一はムレない吸汗性のマットレスにすることなのです。
日本の湿気と特殊性の一つに「ダニ」などの発生がありますが、これは同時にアレルギー問題でもあります。
マニフレックスのマットレスは、通気性にすぐれたウレタンフォームやポリエステルなど化学繊維素材なので虫が寄り付きにくい。また、側地を外して洗えるフルオープンタイプの製品もございます。
マニフレックスは、人体や地球環境に配慮した素材のみを使用しており、繊維製品の安全性における世界的な安全認証 OEKO-TEX® STANDARD 100 (エコテックス スタンダード100) を取得しています。